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鈴欄

SUZURAN

Chromatics 1


白から黒までの見た目に等間隔なグレースケールを作成



1. ポスターカラーか水性絵の具で、
  白と黒の見た目に真ん中の灰色を作り、名刺大の紙に塗る


2. 1の作業を少なくとも5回繰り返す


3. できあがったグレーの紙を暗い方(A)から明るい方(E)に並べ、
 「どれが真ん中の灰色にふさわしいか」を10人前後の人に尋ね、
  回答者の頻度図を作る。


4. 3で決まった灰色と白の間の灰色、
  3で決まった灰色と黒の間の灰色を作る。


5. 4の灰色を何通りか作り、
  3人程度の意見を聞いて色を決める。


6. 白と明るい灰色、明るい灰色と中間の灰色、
  中間の灰色と暗い灰色、暗い灰色と黒の間の色をそれぞれ作る。


7. 6でできた7通りの灰色と白を縦一列に並べ、
  等間隔に分割できていれば完成。
   ※できていないときは、再調査。


8. 名刺大の紙を2.5cm角に切り、
  台紙(縦29.5cm、横4.0cm)に縦一列に貼る




☆真ん中の灰色の視感反射率は、修正マンセル系では何%くらいか?




☆グレースケールの作り方


 ■オストワルト表色系

  混色量
   理想的な黒 B
   理想的な白 W
   完全色 F
   B+W+F=1(100%)

  無彩色 B+W=1(100%)
  ヘリングの反対色説に準じ24色相
  現在は絶版


 ■DIN表色系

  色相T、暗度D、飽和度S
  表記は、T:D:S

  色相環が黄色から始まる
  「暗度D」は相対輝度Y/Yoの対数関数
   Y=色見本の視感反射率
   Yoは色見本と同じ色度を持つ完全色の視感反射率

  無彩色 視感反射率100%D=0、0%はD=10


 ●NCS表色系

  色の感じ方を数値として表す
  黒みs、色み、色相をそれぞれ%で表す

  無彩色 色みは無いので「それ以外」が100
  個人差がある


 ●PCCS表色系

  日本色研配色体系
  24色相環
  明度は修正マンセルのヴァリューを基準に17段階、彩度9段階
  実用
  トーン(明度と彩度をあわせた色の調子):無彩色5段階を横に並べる





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