モチリン
例えば、一日一食にしてみると、
いつまでたっても食事が流れてこないので、
小腸はあせって「モチリン(Motilin)」という
小腸のMo細胞から分泌されるペプチドホルモン(消化ホルモン)を出します。
「モチリン」は胃を収縮させることによって、
胃の中にまだあるかもしれない食べ物を小腸に送ろうとするホルモンで、
胃が “空腹期収縮” となり、その時、お腹が「グーッ」と鳴るようです。
空腹に気づいた胃袋からは、「グレリン」というホルモンが出ます。
グレリンの語源は英語の「grow」つまり「成長」で、
グレリンは空腹によって刺激された胃粘膜から分泌され、
脳の視床下部に働いて食欲を出させるのが仕事です。
そして同時に脳の下垂体に働き、成長ホルモンを分泌させます。
この成長ホルモンを、別名“若返りホルモン”といい、若返り効果があるかも?!
と、注目されているのだそうです。
お腹がグーッと鳴っても、すぐに食事をせず、
十分に若返りホルモンを体中に巡らせることが重要なのだとか。
お腹がグーッと鳴っている時は、「サーチュイン遺伝子」という
さらにすばらしい生命力が湧いています。
「サーチュイン遺伝子」は、通称“延命遺伝子”または“長寿遺伝子”と言われていて、
この遺伝子は、お腹がグーッと鳴らない限りは働かないとか。
体中の遺伝子をサーチュイン遺伝子がみるみるスキャンしてくれて、
傷ついているところをどんどん修復してくれるのだという。
老化防止や、遺伝子の異常が原因で起こるといわれているガン予防にもなるのなら、
「お腹がグーッと鳴るまで食事をとらない。」
試す価値はあるかもしれません。